試合が動いたのは延長10回だった。3対3のまま突入したこのイニング、トロント・ブルージェイズアーニー・クレメントの一発でヒューストン・アストロズを振り切り、5対4で勝利した。ホームでは9回まで無得点だったが、最後にもう一波乱が待っていた。

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クレメントはこの試合4打数1安打ながら、その1本が本塁打で2打点。延長10回に放った左翼への一打はウリアスの生還を呼び込み、チームに勝ち越しをもたらした。今季ここまで9本塁打、38打点の成績を残す中距離砲が、最も大きな場面で仕事をした形だ。

3対3の同点は6回、ヘスス・サンチェスが右翼へ運んだ2ランで生まれたものだった。この本塁打で岡本和真の生還も含めて2点が入り、試合を振り出しに戻した。サンチェスは3打数1安打2打点1四球で、試合後にはこの日のMVPにも選出されている。そして延長10回、3対3のままだった均衡を破ったのがクレメントの一撃で、ウリアスが生還して5対3。アストロズも黙ってはおらず、直後にヨルダン・アルバレスの右前打でペニャが生還し1点差に詰め寄ったが、及ばなかった。

アストロズは3回、ホセ・アルトゥーベの左翼への本塁打を皮切りに、クリスティアン・ウォーカーの二塁打でバーショが、ラモンテ・ウェイドの中前打でウォーカーがそれぞれ生還し、一挙3点を奪う場面もあった。先発のハンター・ブラウンは6回3失点、8奪三振と好投したが、勝敗はつかなかった。トロントの先発ジェイムソン・タイヨンは4回3失点。両先発ともに試合を決定づけるには至らず、ブルペン陣の投げ合いにもつれ込んだ。延長10回に登板したチェイス・リーが1回1失点で初セーブを記録し、ルイー・バーランドが今季4勝目を挙げた。一方、ベネット・スーサは1回2失点(自責点1)でこの試合の敗戦投手となった。

この結果、ブルージェイズは54勝61敗として連勝を1とし、地区5位からの巻き返しを図る。対するアストロズは59勝57敗、地区首位ながら連敗を1とした。