阪神デルミス・ガルシアが、来日初安打を満塁本塁打で記録した。

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8月5日のDeNA戦。3―11と大きくリードされた8回無死満塁で、ガルシアはハンセル・マルセリーノのスライダーを捉えた。打球は高く舞い上がり、そのまま左翼席上段へ。日本での初安打は、走者を全員かえすグランドスラムになった。

ここまで一軍では12打席無安打。この試合も最初の3打席はすべて三振だった。

それでも、ガルシアに求められているのは、小さく当てて数字を整えることではない。甘く入った球を、一振りで試合の景色ごと変えることだ。初安打までの時間を帳消しにするには、あまりにもガルシアらしい打球だった。

阪神の外国人野手が、一軍初安打を満塁本塁打で記録するのは球団史上初。NPBの外国人選手全体でも4人目となる。本人も試合後、初安打が満塁本塁打になった喜びを語った。

試合は7―11で敗れた。8点差で迎えた終盤の一発を、勝敗以上に膨らませる必要はない。

ただし、左翼席上段まで届いた飛距離は別だ。

四国アイランドリーグplusで18本塁打を放ち、阪神が獲得した長打力は、少なくとも一軍の投手を相手にしても消えていなかった。初安打が出たことよりも、その初安打が「当たればここまで飛ぶ」という一発だったことに意味がある。

待望の一本、では少し足りない。

デルミス・ガルシアは、日本で最初の一本を満塁本塁打にした。