タリク・スクバルは2026年8月21日、ピッツバーグ・パイレーツ戦でドジャース移籍後初めての勝利を挙げた。初回に苦しむ立ち上がりとなったが、試合を通じて修正し、試合終盤まで投げ抜いた。
スクバルは初勝利について「最初の1勝を挙げられたのはやはり気分がいい」と述べた。序盤の苦しさについては「試合が進むにつれて投球の精度が少しずつ良くなっていった」と振り返り、立て直しの要因を投球内容の改善に求めた。今回の投球については、直前のミルウォーキー戦での好投にも触れ、「ミルウォーキー戦では、相手打者が際どい球をよく見送っていた」と述べ、両試合とも高いレベルの投球精度があったと語った。
スクバルは投手としての自身の基準について「深いイニングまで投げ切ることが基準だ」と述べ、ブルペンの負担を減らし試合の結果を自らコントロールすることを重視していると語った。序盤の課題については投手コーチのマークと話し合ったことを明かし、「今日マークとも話していたのだが、試合序盤は感覚を探りすぎているのかもしれない」と述べ、早い段階からコマンドを気にしすぎず勝負に集中する必要性を語った。この日は6回に150キロを超える球速を計測しており、「あの6回を100マイル(約161キロ)で締めくくれたのは」と、終盤まで球威を保てたことに触れた。序盤に失点しても試合を投げ続けることについては「そこは自分がとても誇りを持っている部分だ」と述べ、打線が追いつく時間を作ることを意識していると語った。
スクバルはドジャースの先発陣についても言及し、トレード加入後にチームメイトやスタッフとの関係構築を重視してきたと述べ、「お互いを知り、関係を築いていく過程が常に続いている」と語った。先発陣についてはブレイクを称賛し「凄みがある。間違いなく現在最高の左腕投手の一人だ」と評価したほか、山本由伸についても「ヨシの取り組み方も常軌を逸している」と述べた。さらにタイラー・グラスノーの復帰が近いことに触れ、「グラスもまもなく戻ってくる。彼の投球を見るのが楽しみだ」と期待を語った。なお大谷翔平の名前も先発陣の一員として挙げられている。
試合前の恒例行事についても触れ、ミゲール・ロハスが選手のデビューや奪三振の際に演出するダンスの伝統について、「彼が選手たちの登場前にちょっとしたダンスを仕切ってくれる」と述べ、チーム内に定着している楽しい習慣だと語った。スクバルは移籍後初勝利を経て、深いイニングを投げ切るという自身の基準を今後の登板でも維持していく考えを示した。