タリック・スクーバルは2026年8月22日、ドジャースでの初勝利を挙げた。初回に3失点したものの、その後は立て直して7回まで投げ切った。
スクーバルは試合後の記者会見で「最初の1勝を挙げられたのは、やはり気分がいい」と述べた。初回の乱調について問われると「試合が進むにつれて球の制球が少しずつ良くなっていった」と振り返り、ピッツバーグ・パイレーツ戦での立て直しをそう説明した。背景として、以前のミルウォーキー・ブルワーズ戦でも同様に質の高い投球を見せた例を挙げ、「ミルウォーキー戦では、相手が多くのいい球を見送ってくれた」と語った。
スクーバルは、序盤に失点した後の投手の対応にこそ本当の姿が表れるという考えを示し、「そういう時にこそ、本当の自分が出てくると思う」と述べた。今後については、早い回から制球を意識しすぎるのではなく、自分の球で勝負する方針を語り、「早い段階からコントロールしようとするより、持っている球でただ勝負しに行く方がいいのかもしれない」と話した。この点については投手コーチのマークと話し合ったことも明かした。あわせて、シーズン終盤にかけても安定して球速を保てているとし、「1球目から、許される限りの球数まで、球速を維持できていると感じている」と述べた。試合の具体的な数字については、直近5試合で初球ストライクの割合が5割を超えていたとし、この日の6回には自身のシーズン2番目に速い球を投げたと語った。
スクーバルは新しいチームメートとの関係構築の重要性にも触れ、「関係を築きながら、必要な調整点を理解していくこと」がチームの目標にとって大切だと述べた。先発陣については、ブレイクについて「とんでもない投手だ。間違いなく球界屈指の左腕の一人だ」と称賛し、ヨシノブ・ヤマモトの取り組みについても「ヨシの準備の仕方はすごい」と語った。ヤマモトが直近の登板で107球未満に球数を抑えていたことにも言及した。さらに、タイラー・グラスノーの復帰にも期待を寄せ、この日グラスノーが実戦形式の投球練習を行ったことに触れつつ、「まだ本人からその内容については話を聞けていない」と付け加えた。
会見では、チームメートのミゲル・ロスが登場曲や三振時の演出を企画し、先発投手の登板前にダンスを取り入れた恒例行事を作り上げていることも紹介された。スクーバルは「試合前に、みんなが出ていく前にちょっとしたダンスを仕切ってくれる」と明かした。グラスノーの実戦復帰が近づく中、スクーバルはブレイクやヤマモトとともに先発陣が形になりつつあることに手応えを示している。